MDPIに関する25のコト

MDPIは2021年6月に設立25周年を迎えました。そこで本記事では、MDPIにまつわる25個の事実やサービスをご紹介します。MDPIに馴染みのない方にとって弊社を知っていただくきっかけになれば幸いです。

1. MDPIには出版社以外の顔もあった

1996年、化学試料の収集と保管を目的としたNPOが林樹坤博士によってスイスに設立されました。このNPOはMolecular Diversity Preservation International(MDPI)と名付けられ、いまも活動を続けています。出版社としてのMDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)は、上述のNPOから2010年に別法人化され、誕生しました。

2. Moleculesが最初のジャーナルとして発行された

収集・保管した化合物を公開する場として、林樹坤博士はSpringer社と共同で電子雑誌Moleculesを創刊し、1996年に初号を出版しました。MoleculesはMDPI最初のジャーナルであり、化学分野において現存する最古の電子雑誌のひとつでもあります。その後、Springer社から版元の移行などを経て、1998年に2つ目のジャーナルInternational Journal of Molecular Sciencesを発行しました。その後成長を続け、現在では300以上のジャーナルを運営しています。

3. 2020年、世界最大のオープンアクセス出版社となった

MDPIは2020年、最も多くのオープンアクセス形式の論文を出版した企業になりました。弊社の理念である「最新の研究成果に誰もがアクセスできる未来の実現」のため、これまで以上にサービスの改善・向上に取り組んで参ります。

4. 会社の規模が急成長している

MDPIには現在、5000名以上のスタッフ(アシスタントエディター、マーケティングスタッフ、英文校正エディター、編集本部など)が在籍しています。そのうち1700名が2020年に採用されており、およそ82%の伸びを記録しました。日本支社では現在スタッフの募集をしています。詳細はこちらをご覧ください。

5. 世界各国にオフィスを設置している

MDPIは本社をバーゼル(スイス)に置き、14の支社を3大陸にまたがって設置しています。最も新しい支社はトロント(カナダ)にあり、他にもバルセロナ(スペイン)、東京(日本)、バークレー(アメリカ)、クルジュ(ルーマニア)、ブカレスト(ルーマニア)、ベルグラード(セルビア)、ノヴィ・サド(セルビア)、マンチェスター(イギリス)、クラクフ(ポーランド)、バンコク(タイ)、シンガポール、天津(中国)、武漢(中国)、北京(中国)に支社を置いています。

6. 世界中の研究者がMDPIで論文を投稿・掲載している

世界各国に支社を置く背景には、世界中の研究者の皆様に論文を投稿・掲載いただいているということがあります。2020年に掲載された論文の著者のうち、42.7%がヨーロッパ、24.1%が東アジア、14.2%が北アメリカ、19%がその他の国の研究機関に所属していました。

7. 投稿論文のうち、査読後出版された論文は半数以下

2020年には合計381,100報の投稿があり、最終的な採択率は43%でした。各ジャーナルや特集号のスコープに合致し、厳正な査読過程を経た論文がMDPIの論文として出版されています。

8. MDPIから出版された論文の多くはインデックス収載されている

MDPIが運営するジャーナルのうち、160誌はWeb of Scienceに収載(82誌はSCIEにも収載)されているため、MDPIの出版物の実に96%はWeb of Science上に登録されています。また、MDPIジャーナルのうち、160誌はScopusに、72誌はPubMedに収載されています。

9. MDPIでは高速な査読・出版プロセスを実現している

速く、正確な研究成果の発信が技術革新の発展に寄与するという考えのもと、MDPIでは社内エディターの分業や独自の出版プラットフォームの活用により、高速出版過程を実現しています。ご投稿から初回判定までは平均3週間、ご投稿から出版まで平均5~7週間になるよう努めています。

10. MDPIは独自の出版プラットフォームSuSyを運営している

SuSy (Submission and Manuscript Handling System)は、MDPIが運営する論文投稿システムです。著者の方は、論文の投稿・査読コメントの確認・改訂版のアップロード・校正版の確認などを全てSuSy上で行うことができます。SuSyは著者・査読者・編集委員・社内エディターの共通プラットフォームとして2011年に作成し、現在も改善され続けています。SuSy上での論文投稿方法についての日本語案内はこちらをご覧ください。

11. 日本語のヘルプデスクがある

2019年、東京に日本支社が設立されました。日本支社には、各ジャーナルのアシスタントエディターやマーケティングスタッフが在籍しており、MDPIのサービスや出版に関するご質問を日本語で承っております。ご質問やご要望がございましたら info-tokyo@mdpi.com までご連絡ください。またよくお受けするご質問とその回答はこちらからご確認いただけます。

12. 最短2営業日で対応可能な英文校正サービスがある

MDPIでは、高速でお手頃価格の2種類の英文校正サービスをご提供しております。Regular Editコースでは、英文法・英単語の校正を最短2営業日で行います(3,000 wordsでおよそ20,000円)。Specialist Editコースでは、Regular Editに加え、専門用語や表現をその分野に精通したスタッフが最短4営業日で校正いたします(3,000 wordsでおよそ35,000円)。MDPIジャーナルへのご投稿予定の論文に限らずご利用いただけます。詳細なお見積りはこちらからご利用いただけます。

13. 学術会議・学術集会への協賛をしている

MDPIでは、国内で開催される学術会議・学術集会を協賛(出展・広告掲載等)の形でお手伝いしています。学協会・研究会が主催する大会・年会、シンポジウムや若手の会が主催するワークショップなどへ協賛できればと考えています。協賛を募集されている学会関係者の方はお気軽にご連絡ください。

14. 要旨集・抄録集の発行・製本事業を行なっている

MDPIでは、Proceedingsという学術会議・学術集会等で発表された研究成果の要旨、抄録、報告、発表ポスターを公開するためのオープンアクセスジャーナルを運営しています。Proceedingsにご掲載いただくと、DOI番号が付き、引用可能な論文として取り扱いいただけます。Proceedingsには論文掲載料はなく、総ページ数に応じた出版費用を主催者の方にご負担いただく形式となります。お見積りやご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。これまでの要旨集・抄録集はこちらからご覧ください。

15. 学術会議・シンポジウムを企画・実施している

MDPIは、Sciforumという学術会議用のプラットフォームを運営しており、これまで300以上の学会・シンポジウムを開催してきました。Sciforumを用いることで、MDPIが主催するイベントを探すだけでなく、ご自身の学会・シンポジウムをご企画いただくことが可能です。ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。これまでのイベント一覧はこちらから。MDPIは、Sciforumという学術会議用のプラットフォームを運営しており、これまで300以上の学会・シンポジウムを開催してきました。Sciforumを用いることで、MDPIが主催するイベントを探すだけでなく、ご自身の学会・シンポジウムをご企画いただくことが可能です。ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。これまでのイベント一覧はこちらから。

16. 学協会・研究機関向けのパートナーシップを提供している

MDPIは140以上の学協会や研究機関の皆様とパートナーシップを結んでおり、MDPIジャーナルをパートナー誌としてご登録いただいております。本プログラムをご利用の学協会や研究機関にご所属の方は、パートナー誌への論文掲載料割引や特集号企画の割引など、様々な特典をご提供しています。登録料は無料で、ジャーナルロゴを学協会・研究機関ウェブサイト上でご提示いただくことをお願いしています。ご関連分野のMDPIジャーナル情報など、ご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。また、学会誌や機関誌のMDPIへの版元移管も承っております。無料で見積もりいたしますのでお気軽にご連絡ください。

17. オープンアクセスジャーナルの創刊・移行事業を行なっている

学協会や大学、研究機関の皆様向けに、オープンアクセス形式での学術雑誌の創刊や既存誌のオープンアクセス形式への移行(運営移管)を承っております。学会誌から大学紀要、機関誌、他出版社運営誌まで幅広くご対応いたします。ご関心をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。

18. 論文掲載料割引プログラムがある

MDPIが採用するゴールドオープンアクセスモデルは、著者の方からの論文掲載料によって支えられています。支えてくださっている皆様のご負担を配慮し、1報あたりの価格を従来の購読モデルより大幅に抑え、また、種々の論文掲載料の割引プログラムをご用意しています。査読にご協力いただいた方には一査読あたり一つの割引券(Voucher)、大学・機関にご所属の研究者の方にはIOAP(Institutional Open Access Program)で一律10%割引、編集委員にご協力いただいている方には各年1回の無料券を配布しています。割引特典に関するご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。

19. オープンアクセスの学術書を出版している

MDPIでは、学術書の出版事業も行なっています。出版された学術書はインターネット上で無料公開(オープンアクセス)されますが、製本出版も承ります。また、MDPIジャーナルに出版した論文を書籍としてまとめるBook Builderサービスもご利用いただけます。ご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。

20. プレプリントサーバー Preprintsを運営している

MDPIは、Preprintsという査読前論文ためのプラットフォームを2016年から運営しています。ご投稿後、数日以内に公開され、DOI番号が割り当てられます。Preprintsには、公開論文へのコメントや改訂の時系列表示などの機能が搭載されています。査読前論文をご投稿される際は、投稿予定先ジャーナルの投稿規定を事前に必ずご確認ください。

21. 文献データベースサービス Scilitを運営している

MDPIは、Scilitという完全無料の文献データベースサービスを2013年から運営しています。学術論文だけでなくプレプリントや学会抄録、学術書の情報も収録されており、PubMedやCrossRefの情報を即時抽出して常に最新の状態を維持しています。 キーワード検索、ランキング作成、検索結果の表出力、分析処理などの基本的な機能はもちろん、出版社やジャーナルの比較や分析も行うことができます。研究トレンドの把握にご活用ください。

22. 研究者向けの賞を主催している

MDPIでは、革新的で優れた研究を行なっている研究者のためにジャーナルごとに賞を設置しています。受賞者には賞金やトラベルグラントが授与されます。2016年以降、500以上の賞を授与してきました。現在募集中の賞はこちらからご確認いただけます(自薦他薦問いません)。

23. ライティング・コンペティションを毎年開催している

MDPIでは、毎年ライティング・コンペティションを実施しており、優秀なエッセーを書いた方には賞金が授与されます。このコンペティションは英語が非母国語の博士課程院生とポスドク研究員向けに実施されています。本年度は“How the COVID-19 pandemic has affected my research”について1000 wordsのエッセーがお題です。詳細はこちらから。

24. 持続可能な社会・開発に貢献する研究に毎年10万ドルを支援している

この25年間で、社会のサステナビリティへの関心が大きく高まっています。MDPIでは、持続可能な社会と開発の実現に貢献する研究を支援するために活動しています。その一環として、MDPIは2011年にMDPIサステナビリティ財団とWorld Sustainability Forum(WSF)を立ち上げました。

MDPIと当財団は、持続可能な開発を支援するために、2つの大きな賞を用意しています。MDPIサステナビリティ財団からは10万ドルの賞金(World Sustainability Award)が、MDPIジャーナルSustainabilityからは2万米ドルの賞金(Emerging Sustainability Leader Award)が授与されます。両賞は、毎年のWSF中に授与されます。

25. 日本支社はソーシャルメディアで情報発信をしている

MDPI設立25周年に際し、日本支社はソーシャルメディアを通じて独自の情報を発信し始めました。現在、Facebook公式ページを開設し、日本の研究者の方々に向けた情報発信を行なっています。最新の研究動向や特集号のハイライト、弊社サービス情報などを発信しています。もしよろしければこちらのページよりLikeやFollowをお願いいたします。

ご一読いただきありがとうございました。今後ともMDPIをよろしくお願いいたします。

ご質問やご要望などございましたら、お気軽に info-tokyo@mdpi.com までご連絡ください。

本記事はMDPIの英語ブログ『25 Things You Didn’t Know About MDPI』を元に作成したものです。元記事はこちら

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