By Kurihara|September 19, 2023
10 Ways to Achieve Your Academic Goals

目標を達成するための10のヒント

アカデミアの世界では、目標がとても重要といわれています。目標があれば、成功に向かって意識的に努力できますし、ご自身の分野で認められることになるでしょう。ですが、目標達成までの道のりは長く険しいものです。そこで今回は、アカデミアの世界で目標を達成するための10のヒントをご紹介できればと思います。

1. 最も重要な目標

研究者は目標をいくつも挙げ、リストにしがちです。例えば、論文を発表する、アワードを獲得する、新しいクラスをうまく指導する…などなど。そして、その目標の数に自分自身が圧倒されてしまいます。まずは、最も重要な目標に集中するのはどうでしょうか。それほど重要でないもの、あるいは後回しにできるものは、思い切ってリストから外してみましょう。最も重要な目標を明確にするだけで、驚くほどご自身の目標達成能力が上がることに気づくと思います。

2. 目標を計画にする

目標を達成するまでの道のりが長いと手が届かないと感じることがあります。「目標が大きすぎて、どこから手をつけていいかわからない…」と途方に暮れたことはありませんか。目標を設定したら、小さなステップに分割して、自身の計画にしてみましょう。そうすることで、簡単に実行できるタスクが浮き彫りになります。最終的な目標を達成するために必要なことをフローチャートにしてみるのもよいでしょう。

3. 誰かに相談する

困ったことがあったら、に立ったことのある同僚や先輩に相談してみることをお勧めします。現在所属している研究機関の方でもいいですし、他の研究機関の人を探して相談するのもいいでしょう。400誌以上あるMDPIジャーナルから、興味のある論文を見つけて、著者に連絡をしてみるのもいいでしょう。同じ分野の著者であれば、同じような経験をしているかもしれませんし、抱えている困難を共有すればよいアドバイスをもらえるかもしれません。

4. いろいろな可能性を探る

今すぐに必要な情報だけに目を向けていませんか。今は重要でないと感じていても、他の人から得た知識が、将来のあなたの助けになるかもしれません。

例えば、同僚と話をしている時に、同僚がアワードを受賞した時の話は聞きたくないと思い、早めに切り上げてしまったりしていませんか。こう言った話も、将来役に立つかもしれません。もしかすると、ご自身が所属している研究室の学生の方々の論文掲載料を賄うために、弊社が提供するアワードに学生の方々をノミネートする日が来るかもしれません。もしくはご自身がエントリーできるアワードがあるかもしれません。常にいろんな可能性を探ることをおすすめします。

5. 思考と行動の調和を図る

目標を達成するためには、最大限のパフォーマンスを発揮することや目標を達成する意思が必要なのに、目標とは正反対のことをしてみたり、言ってしまったりしていませんか。例えば目標達成に必要でないことをあれこれと深く考えすぎたり、「自分には無理だ」と言ってみたりする時は、思考と行動の調和が保てていない状態かもしれません。ご自身の中から目標達成に繋がらないようなネガティブな思考はできるだけ排除して、自分に優しくしてあげて下さい。心の健康は将来の目標達成のためにもとても重要です。

6. 目標に向けて時間を賢く使う

人生でやりたいことをやるための時間は無限にあるわけではありませんし、過ぎてしまった時間は取り戻せません。目標を達成するには、うまくご自身の時間を使わなければなりませんから、無駄な時間を減らすことを考えてみてください。

7. 休みを取る

6でお伝えした「目標に向けて時間を賢くつかう」ことは、常に研究をするということではありません。研究から離れる時間も必要です。休んで脳を活性化させれば、自然とやり遂げる気力と体力が湧いてくるものです。

8. 目標を達成できると信じる

5でも少し触れましたが、「できる」と心から思えないと目標を達成するのは難しいかもしれません。せっかくの達成への道を「できない」とご自身で思い込んで、閉ざしてしまわないでください。

9. 決断力を持つ

AとBとどちらにしようか…と迷い過ぎて前に進めなくなっていませんか。決断できないでいると、人は想像以上に多くの時間とエネルギーを消費してしまいます。迷った時こそ決断力を持って臨んでみてください。

10. 行動する

​​決断はできましたか?決断ができたら、躊躇している場合ではありません。やるべきことが決まったなら、まずは初めの一歩を踏み出してみましょう。思っているよりも早く、行動すべきときはやってくるはずです。

以上、目標を達成するための10のヒントをお伝えしました。どれも当たり前のことだと思われるかもしれませんが、心が折れそうになった時には是非見返してみてください。行き詰まっていたことが解消されるかもしれません。

皆様が目標を達成されることを願っています。

本記事はMDPIの英語ブログ『10 Ways to Achieve Your Academic Goals in 2023』を参考に作成したものです。元記事はこちら

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